訪問看護のその他

介護職と看護職は仲が悪い?介護職が持っている看護師の勘違い

前回は高齢者施設で看護師と介護職員の仲が悪い理由について考えました。

 

興味のある方は前回の記事を読んでみて下さい。

 

今回は介護職の方が看護師に対して持っている勘違いについて書いていきます。

私も高齢者施設で10年以上勤務してきました。

その中で介護職員が看護師に対して勘違いしていると感じることがよくあります。

 

介護職員が勘違いしていると思うことについては以下のことがあります。

  • 医療に関してはなんでも知っている
  • 皆が救急時の対応ができる
  • 皆がテキパキと仕事ができる
  • 職員や利用者に対して優しい

 

この辺りでしょうか。

しかし、看護師という仕事は経験している病院や部署によって、知識も技術も様々です。

そのため期待通りにいかないことも多々あります。

また、看護師という仕事に対して持っている世間のイメージも良すぎます。

皆がナイチンゲールのような奉仕の精神を持った人ばかりではありません。

特に職員に対しては鬼のような看護師も多数います。

それでは上記のような勘違いについて、説明していきます。

 

高齢者医療に対する知識は場合によっては介護職員の方が持っている場合がある

これは大変残念なお知らせになります。

看護師という資格を持っていれば、かつて(学生時代)は医療に対する知識全般について勉強をしています。

しかし、看護師で勤務していく中で自分が勤務している科の疾患やそれに対応する技術のみになってきます。

田舎の中小病院のようになんでも診てくれる病院であれば、ある程度、幅広く知識はついてくると思いますが、大病院になると病棟ごとで特化しているため、その病棟で担当している科の疾患以外はほとんど看なくて良いです。

そうなるとすごく限定的な知識で日々業務をしていることになります。

(すごく勉強熱心な看護師は、その限りではありませんので誤解のないようにお願いします。)

そのような看護師に高齢者という大きな括りのことを、しかも、ざっくりとした情報で確認しても分からないです。

これは仕方のないことです。

医師でさえ、専門分野に特化して診察を行い、専門以外の疾患については専門医に紹介します。

看護師も医師ほどではないにしても、専門性が大切になります。

なのでこれは看護師がいけないのではなく、勘違いしている方が悪いという結論になります。

逆に最近であれば、インターネットでたくさんの情報を得ることができます。

そのため高齢者に関しては、介護職員の方が医療の情報を良く知っているのではないかと感じることもあります。

看護師がなんでも知っていると思っているのであれば、経験したこと以外は分からないと修正して下さい。

 

救急時の対応ができない看護師も多数いる

すみません。

できない看護師はいます。

これも上記で説明した通りです。

救急でしっかり経験を積んできた看護師ならできる可能性もあります。

しかし、そのような経験がなければできません。

そもそも、そのような場の雰囲気や対応が元々苦手な看護師もいます。

在宅でもそうですが、高齢者施設も道具が病院のようにはありません。

そのような状況の中でできる対応をするようになるのですが、私が以前経験した場面では、経験十分な看護師さんが「あれがほしい、これがほしい」とない道具ばかり要求して結局何もできないということがありました。

おそらく、高齢者施設や在宅では、経験も大切ですが、このような部分のセンスが何より必要だと感じます。

介護職員の皆様、看護師でも色々です。救急対応が難しいと思った時には救急車を呼びましょう。

 

テキパキしていない看護師もたくさんいます

病院で勤務している看護師を見ていると、皆テキパキ仕事をしていてカッコ良いイメージがありますよね。

私もそのような姿には憧れます。

看護師の私がそのような姿に憧れるのはなぜか?

それは私がテキパキ仕事ができないからです。

どのように仕事をすればテキパキと言えるのか。その辺の基準も曖昧です。

理想はハードルを上げます。

看護師も人間です。本人にとっては一生懸命していてもできない人もいます。

ちなみに高齢者施設に転職した途端にテキパキ感がなくなる看護師が多いように感じています。

理由については、テキパキ仕事をしたくない看護師が高齢者施設へ転職することが多いからです

なので介護職員の方は高齢者施設にいる看護師はテキパキしていないと思っていた方が心穏やかに勤務できると思います。

 

利用者に対しては優しいけど職員に対しては厳しいかもしれない

利用者に対しては優しい看護師が多いように感じます。

そこは学生時代から、どこかの宗教団体のように叩き込まれた奉仕の精神の賜物だと思います。

しかし、職員に対しては決して白衣の天使と呼べない素顔を出す看護師もします。

何か聞いてもシカトは日常。

報告しても無視。後で聞いてないと言われ、怒ってくるなどは当たり前のようにあります。

そして看護師の中にはなぜか介護職員より自分が方が上だと謎のマウントを取ってくる看護師もいます。

なぜか高齢者施設で勤務している看護師は介護職員に対して、このような態度を取る人が多いように感じます。

話は変わりますが、私が看護師になった頃は、ギリギリ昔の鬼看護師が生き残っていた時代でした。

看護学生が実習でいじめられて辞めるということもよくありました。

その後、看護師不足や人材育成などが問題になり、学生指導も優しく、常識的になってきたと思います。また、実習指導者に関しても指導する側の教育が進んで、今では新人看護師もとても大切にされている印象があります。

高齢者施設で介護職員に対して、意地悪をしている看護師はその時の雰囲気を持っているように感じます。

そのような看護師を見ていると懐かしくもありますし、今はなかなか見ることができないので、ある種、天然記念物のようなものです。

そのような看護師を見たい時には高齢者施設を何ヶ所か見学に行けば見れるかもしれません。

長くなりましたが、結論としては看護師は利用者に対しては優しいけど、介護職員に対しては優しくないことが多いです。

 

まとめ

今回は介護職員の方が看護師に持っている勘違いについて書いてみました。

この勘違いを確認するだけでも看護師に対する接し方が変わるのではないかと思います。

今回のこともそうですが、看護師全員がこのような看護師ばかりではありません。

私のように素晴らしい看護師もたくさんいます。(冗談です)

しかし、中にはこのような看護師もいて、そのような看護師が介護職員との関係を悪化させています。

その結果、看護師と介護職員の不仲説が言われるようになったのだと思います。

正直な話、私は看護師と介護職はわかりあえないのではないかと考えています。

それはお互い専門職として、視点が違うからです。

介護は生活を看護は健康や病気をみてしまうからです。

どちらもその利用者のためを考えているには違いありません。

仲良くするというより、協働するために、お互いを理解して、お互いを尊重するのが良いです。

介護も看護もストレスがたまりますので、お互いストレスをためすぎないようにしていきましょう。

それでは今回もありがとうございました。