男性看護師

男性看護師の年収は低い!年収を上げるための5つの方法

男性看護師の皆さんは、年収に不満はありませんか?

看護師の年収について、良いと書いてあるサイトを見かけることがありますが、それはおそらく平均的な数字をみているのだと思います。

看護師という仕事は内容もハードで、しかも危険が伴い、心的負担も大きいです。

時には自分が命の危険にさらされることもある仕事です。

そして、年収を上げるためにはさらにハードなことを要求されます。

私は20年以上、男性看護師として勤務してきました。

私は基本的には男性に看護師は勧めていません。

 

その理由については過去の記事で書いていますので読んでみてください。

 

もちろん男性だからといって、給料を優遇される訳ではありません。

むしろ男性という理由で大変な仕事が回ってくることがほとんどです。

 

それについても過去に記事を書いていますので読んでみてください。

興味のある方はどうぞ

男性看護師の役割

 

看護師の年収の特徴としては、公務員看護師や大学病院など大病院の看護師でない限り、昇給もほとんどないところが多いです。

そのため、新卒で入職した時から大きく変わりません。

増えるとすれば、手当が増えるくらいです。

看護師の手当については、ほとんどが夜勤手当です。

つまり、新卒時の年収は他の職種より良いかもしれませんが、何年かすると追い越され、その先はどんどん離されていきます。

実際、同年代の友人と給料の話をした時に、羨ましがられるのは新卒の時くらいで、その後は「大変な仕事なのにその給料でよくやるわ」などと言われます。

それでも看護師を続けたいと考えている男性看護師の方に向けてどのようにすれば、今の看護師という仕事を継続しながら年収を上げていけるのかについて考えていきたいと思います。

 

私が考える年収を上げる方法をいくつかあげてみます。

  1. 夜勤や残業など業務量と業務時間を増やす
  2. 出世する
  3. 転職をする
  4. 副業をする
  5. 起業する

 

私の結論としては男性看護師の給料を上げるには、「1番目が起業。2番目は転職。」ということになります。

その理由について、説明していきます。

 

夜勤や残業など業務量と業務時間を増やす

1番手取り早いです。

しかし、体調を崩します。

看護師は基本的には身体的にも精神的にもハードです。

どんなに元気な人でも、通常勤務以上の業務と時間をこなすのは危険です。

元々看護師は残業が多いです。

それをさらに増やすとなると身の危険を感じます。

しかも、年収を増やすためには、その状態を継続しなければいけません。

この方法は基本的にはお勧めしません。

 

出世すると給料が増える可能性もあるが減ることの方が多い

世の中の出世のイメージだと給料が増えるというイメージだと思います。

そのため、一応ここに入れておきました。

 

まず、出世する方法について

  • 経験年数がある程度ある
  • 仕事に対して積極的
  • 組織の方針に対して理解がある
  • 上司の意見を聞ける。
  • 自分の意見をうまく伝えることができる
  • 上司に気に入られる

 

病院などによってはキャリアパスと言って、視覚的に自分が今どのあたりにいるのかを確認できるツールもあります。

しかし、看護の評価基準は曖昧です

好き嫌いが大きく人事に反映します。

組織への貢献度が数字で出にくいです。

いくら良い看護をしていても、評価を数字で表す方法がありません。

逆にいうと、だから上の人間は自分の感覚で評価できます。

自分が使いやすい人を管理職にするのは当たり前です。

あと私が過去に所属した病院では「男性の出世はない」とはっきり言われました。

ここまでは出世する方法について書きました。

 

これからが看護の現実です看護師が出世すると給料が減る場合が多いのです。

その理由は簡単です。

夜勤がなくなるからです。

管理職の手当は夜勤手当てと比較にならないくらい少ないところが多いです。

元々夜勤のない職場であれば、増える可能性もありますが、増えても数万円です。

仕事が増えて、給料が減ります。

だから、看護師は出世を希望しないのです。

 

転職はおすすめだけど、慎重に進める必要がある

私は転職肯定派です。

世の中には、未だに終身雇用と考えている方がいますが、今の時代そのようなことはありません。

 

転職の注意点については過去に記事を書いていますので興味のある方はぜひ読んでみてください。

 

看護師の給料は地域差などもありますが、私の地域では1000円から3000円程度の昇給が多いようです。

多いところでは5000円程度昇給するかもしれません。

しかし、冷静に考えてみてください。

5000円昇給したとして、10年後には今の給料が50000円しか上がりません。

これに満足できる人は良いと思いますが、それでは子どもの成長とそれにかかる費用だけでも間に合いません。

それなら50000円給料が良いところに転職した方が早いです

給料の交渉は入職時が1番スムーズにいきます。

就職後はなかなかそのような交渉ができなくなります。

しっかり交渉して、納得のいく内容で転職するようにしましょう。

ちなみに転職活動は自由です。

転職するかしないかについては自分が主導権を握っています。

間違っても、退職してから転職先を探すのはやめましょう。

焦って、条件の確認をしなかったり、妥協して転職すると逆に条件が悪くなる可能性もあります。

 

副業は禁止している病院が多いので注意が必要

最近は副業ブームです。

しかし、医療関係は副業を禁止しているところが多いです。

表向きは業務に支障が出るからということになっていますが、本当の理由はどこも看護師不足という現状を考えると看護師がそちらの病院へ移動するのを避けるためだと考えます。

そのため、同業種で副業をするのであれば注意が必要です。

バレない副業で、しっかり稼げるもの。

昔から女性の看護師は副業として、夜のお店で働くことが多いと聞きます。

私の知り合いにも、お酒を提供する夜のお店で働いていた人がいました。

夜のお店であれば、給料を手渡しにしてくれたりと税金対策もできるので、所属先にバレることも少ないですし、そこそこの額を稼ぐこともできるそうです。

また、好きな時に仕事ができるところもあるようで、「勤務の調整が楽」と言っていました。

男性であれば、どのようなことがあるのでしょうか。

最近であれば、アフィリエイトやせどり、投資でしょうか。

もし、副業するのであれば、肉体的にあまり疲れが出ないものと税金対策はしっかりしてください。

副業がバレる理由としては市民税や県民税がほとんどです

あとは、あまりにも仕事の効率が落ちると疑われます。

女性はその辺には敏感です。

気をつけましょう。

 

起業はおすすめだが安定するまでの負担は大きい

私は自分が起業していますので、起業を1番おすすめします。

金銭的なこと以外にもたくさん得るものがあるので、知識として、他のことに活かせることがたくさんあるのも良いと思います。

 

起業の良い点については過去の記事で書いていますので興味があれば読んでみてください。

興味のある方はどうぞ

看護師の私が起業して良かったこと

 

また、訪問看護ステーションを開設したいのであれば、苦労したことについても書いていますのでこれも読んでみてもらえればと思います。

 

次に起業のリスクについて書きます。

  • うまくいく保証はない
  • 落ち着くまでは自由な時間がない
  • はじめに金銭的な負担がある
  • 精神的に追い込まれるとイライラして人間関係の悪化につながる
  • 反対する人が増え、結果的に離れていく人もいる

 

起業はうまくいけば、年収は増えますが、はじめの何年かは減る可能性は大です。

また、自分で会社を経営するとはじめは特に自由な時間がなくなります。

出資や借入など開設時の負担も必要です。

心配をしていると言いながら、良い言い方をすれば心配ですが、悪くいうと邪魔をしてくる人が本当に多いです。

その人の中には、言うことを聞かないと途端に離れていく人もいます。

離れた人はほっとけば良いです。

理由は、このような人は経営が安定してくると途端に返ってきます。

しかし、私はそのような人はもう相手にしません。

このように起業には良い面も悪い面もあります。

訪問看護に関していえば、今の段階では比較的低リスクの起業になります。

短期間で収入を増やすのであれば、良い方法です。

今後についてはどうなるのかわかりませんので開設検討するのであれば、早めの方が良いと思います。

 

まとめ

今回は男性看護師が給料を上げる方法について考えてみました。

私は1番目が起業。2番目は転職。と考えています。。

男性が看護師をする場合、決して年収は良くないと感じています。

どうすれば年収を上げていけるのかについては真剣に考えていく必要があります。

地道に頑張れる人であれば、良い転職先が見つかればそこで頑張れば良いです。

私は地道にコツコツと努力ができないタイプなので、できるだけ早く年収を上げたいと希望し、起業しました。

それでも、まだ起業時に目指した年収にはなっていませんが、以前に比べれば早いペースで増えています。

私は良い看護をするためには余裕が必要だと考えます

その余裕には、時間の余裕、気持ちの余裕、金銭的な余裕など色々な余裕があります。

少しでも多くの余裕があるほうが良い看護ができます。

私も今より少しでも多くの余裕を持てるように頑張っていきます。

それでは、今回もありがとうございました.